学習相談

目標到達をデザインする学習相談

(サービス内容)

目標到達をデザインする学習相談
勉強しているのになかなか上達を感じられないと悩んでいませんか?または、お子さんが中学生、または、高校生で、学校の成績がどうもパッとしないとお悩みではありませんか?

英語よろず屋のヒロ水越(経歴はコチラをチェック→)が、学校英語、受験英語、ビジネス英語、TOEIC・英検・IELTSなどの実用英語テスト、英会話、留学、海外赴任にいたるまで、英語に関することであれば、どんなお悩みやご相談にも応じます。

ヒロ水越の40年以上にわたる自身の英語学習経験、そして、20年以上の指導経験やプロ通訳・通訳ガイド、翻訳者としての経験をベースに、現在の貴方のレベルや状況から判断して、最適なプランをアドバイスいたします。

現在の伸び悩みを「打破」し、目標の英語力へ到達するためにどんな学習カリキュラムやマインドで臨むべきか悩んでいる方のお力になれたら嬉しく思います。

ご希望の方は、以下の要領にて、お申込みください。

(対象)

中学生、高校生、及び、そのご父兄
大学生、社会人の英語学習者

(サービス実施日時)

月~金曜日 11:00 ~ 22:00
土・日曜日 10:00 ~ 17:00
※上記の時間帯でヒロ水越の空いている時間

(料金・時間)

5,000円 / 50分間

(お申込み)

下記のお申込みフォームからお願いします。

(ご注意)

なお、本学習相談は、あくまで、学習者へアドバイスさせて頂くことのみを目的としております。ご相談者の方が自発的に希望されない限り、ヒロ水越の担当する英語/英会話指導クラスのご受講を示唆したり手配したりするようなことは一切ありません。また、仮に、ご希望の場合であっても、必ずしも、ご受講をお約束できるものではありませんので、予め、ご了承ください。

(参考コラム by ヒロ水越)

学校で正規教科として習う英語は大部分、大学受験に通用する知識を学ぶためであることは疑問の余地がないでしょう。これは特に他の教科と異なっているわけではありません。

しかし、学習者に与える影響を考えると、他の教科とは大きく異なる点があります。

それは、社会人になってから、英語を実用的に使う際に、ネガティブな影響を及ぼしてしまうことが多いという点です。

具体的に、どんな影響が出ることが多いのかと言いますと、一言でいえば、「文法ミス恐怖症」というものです。

学校のテストで、受験の際に、(ミスをすると減点される→志望校へ合格できない)という強い危機意識が植え付けられるために、これが後になって、英語を実用的に話す時などにも「フラッシュバック」としてネガティブに作用するわけです。

その結果、東大や京大などの日本の最高学府を出た人達でも、英語を話す時に、信じられないくらい単純な内容を、なかなかスムーズに伝えられないという現状があるのですね。

「ここは定冠詞だっけ、不定冠詞だっけ・・・? ちょっと待てよ、この時制は現在進行形、それとも、完了形・・・? この関係代名詞の先行詞は何だったっけ・・・?」等々。

偏差値が高かった人になればなるほど、「ミステイクへの警戒心」が高くなるので、英語を話す際のスムーズさに悪影響が出るケースが目立つのです。

私は、ずばり、日本人が長年、英会話が得意になれない最大の理由は、学校英語のあり方、受験英語のあり方のせいだと考えています。

ただ、そうは言っても、私は、学校英語が扱う知識や受験で問われる内容そのものに問題があるとは実はそれほど強くは思っていません。

文法でも、構文でも、語彙でも、確かに「そこまで細かいことを指導するのか?」と友人のネイティブ達が驚くくらい深堀りしていくカリキュラム自体を疑問視する人も多いです。

しかし、私は、そういう深堀り自体が、もし、強く興味を持つ生徒だけに限定して指導されるのであるならば、全く問題ないと思うのです。

それよりも、私が問題だと思うのは、習った知識をテストして点数をつけるという「あり方」なのです。

指導者や受験問題作成者によっては、実際に実用英語の場ではめったに用いられることがなかったりする「些末な知識」だとか、〝悪意“に満ちたトリックを含む、いわゆる、「ひっかけ問題」などを多数出題するようなテストを作ったりするのです。

予備校などの有名講師がよく「これは入試によく出る知識だから」というセリフを語るのを聞いたことがあります。学校の教師も似たようなことを言っているでしょう。

しかし、本来、日本の学生に与えられるべきは、「これは実用英語や日常英会話などでよく用いられる知識だから」というセリフなのではないでしょうか?

中学、高校とせっかく6年間も貴重な時間を費やして学ぶ英語なのに、しかも、テキストや参考書などに書かれているコンテンツ自体は悪くはないのに、その最終的な目的、すなわち、受験が無意味に難解であるために、その成果がその後の社会人としての人生に全く活かされていないのが現状なのです。

私は、そろそろ、このように大問題をはらむ日本の受験英語というものは、崩壊するだろうと考えています。

2020年以降に予定されている「受験改革」などが、それに至る、第一波になるでしょう。

スピーキングを重視するとか、民間の実用英語テストを大学入試センター作成のテスト代わりに使うとか、現時点では、いろいろな案が錯綜しています。

しかし、どれも、結局は、「テストで選別しよう」という目的からは脱していないわけで、そういう意味では、結局、その程度の改革では、日本人の実用英語力を底上げすることにはならないでしょう。

私が考える、唯一最良の方法というのは、実用英語の本質と絡めて考えたうえで、「学校英語で習う知識は、受験科目としては使わない」というものです。

つまり、英語を、受験者全員が義務づけられる必須「受験科目」からは外してしまうのです。

代わりに、得意な生徒だけが受験するような「選択科目」にします。そして、試験内容そのものも、これまでのようなトリッキーな難問満載のものから、英会話の実技とエッセイのライティングくらいにします。

さらに大切なのは、採点方法も、これまでのような「減点方式」ではなく、「加点方式」にするのです。

学究心旺盛の英語得意な人であれば、学校英語で指導されたハイレベルな知識なども、必要とあれば、英会話やライティングなどで運用してみせることができるはずです。

採点側は、そのように、よりハイレベルな知識の運用に果敢に挑む受験者には、随時、ボーナス点を加点していくような、そんなシステムにするのです。

こうすれば、社会人になってから、「ミスするとやばい」という強迫観念を持つこともなくなるはずです。

社会人になっても、英語を使う必要のない日本人のほうが圧倒的に多いわけで、必ずしも、英語を話せる必要性がないのが日本社会です。

しかし、だからこそ、英語を得意とする少数派の人材は、会社やその事業内容次第では、有利な扱いを受けることもあったりします。

こういう社会の現状をふまえ、「別に英語なんてできる必要はないけど、得意にしておけば、後々、自分の人生にとって有利になるのかも」程度の認識で、ゆるーく学べことが許されれば、学校英語も有意義なコンテンツとして価値が上がってくるはずです。

そして、学校英語がそんな感じのものになれば、強烈な苦手意識とか、社会人になってから障害になってしまうようなあの強迫観念などは、少なくとも根付いてしまうことはないでしょう!

英語はそもそも、英米母国語圏の国々で、ネイティブスピーカーが日常のコミュニケーションのツールとして使う実用言語です。

ネイティブスピーカーにとっての母国語というのは、生まれつき使用し続けてきたために、厳密な文法的な決まりなどを特に学ぶことはありませんが、実用的にお互いに誤解しないレベルのやりとりが不自由なくできれば問題がありません。

会話レベルだと、どれほど高学歴な話者になっても、頻繁に文法や語法的なミステイクを犯すのがふつうなのですが、ネイティブ同士ではそれをあえて指摘しあうこともないでしょう。

これは、私達自身と日本語との関係を考えてみればわかることですよね。